前回、肩こりさんに肩を揉むと悪化します!というお話をしました。
そこで、お客さまから質問をいただきました。
揉むと悪化するなら、ストレッチはどうなの?
そうですね!揉んで悪化するならストレッチがありますね!
今回はストレッチについてお話します。
筋肉を伸ばす柔軟体操として知られているストレッチには大きく分けますと2種類あります。
☆動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ・バリスティックストレッチ)
☆静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
先ず、動的ストレッチですが、よく知られている「ラジオ体操」はこの部類に入ります。
「ダイナミックストレッチ」
筋肉に刺激を与え可動性を向上させ、カラダを温めます。
ブラジル体操やマエケン体操なんかもこの部類で運動前に行うとカラダの事前準備に役立ちます。
「バリスティックストレッチ」
反動をつけて筋肉を伸ばす体操になります。
以前は運動会や水泳の前に準備体操として行ってましたが
ここ最近では筋肉の損傷リスクが高いとされ、あまり採用されていないようです。
続いて静的ストレッチですが、疲労回復や筋肉の成長促進の効果があるようです。
リラックスした状態で呼吸をしながら行います。
痛くない程度にゆっくりと行い、19~20秒間伸ばします。
カラダを使った後のクールダウンや就寝前のリラックス効果を促すときに行うと良いようです。
筋肉の特徴として、20秒くらいが筋肉が弛緩してくれる時間と言われており
その時間より短くても長くても防御反応として収縮してカラダを守ろうとします。
結論としまして、肩こりさんは肩に関連する筋肉の静的ストレッチがかなり有効と考えています。
当院がお勧めするストレッチ部位は、脹脛、ハムストリング、中殿筋、大胸筋、胸鎖乳突筋等になります。
一度お試しください。